みなさんのお子様はよく眠ってくれますか?
我が家では、長男も次男も、新生児期から2歳ごろまで、夜泣きが激しい子でした。泣き叫ぶ赤子を抱っこし、暗い部屋の中を歩き回り、毎日心も体もヘトヘトでした。
誰かとつらさを共有したくても、友人からは「ウチはよく寝てるよ~」なんて返答ばかり帰ってきて、「どうすればもっと眠ってくれるのか」、「うちだけなんで寝ないの?」と頭を抱えていました。
そんな長男も今年7歳。いまでは21時から6時まで一回も起きず大爆睡しています。
後になって知ったことですが、「寝ない赤ちゃん」はけっこう普通のようです。欧米では5~20%の子どもが一定の不眠症状を示しているそうです。わが子だけじゃなかったんですね。
それでも、何とかして眠ってくれる方法を試したい、と思うもの。
ここでは、入眠前のルーティンと、こどもが自分で寝る力を育てる方法、寝かしつけを助けてくれるようなアイテムをご紹介します。
自分の経験を振り返って、ちょっと役に立っていたかもしれないというものを上げてみました。

寝る前:寝るまでのルーティンを作る
赤ちゃんの寝かしつけポイント
書籍などで得た、寝かしつけのポイントは、以下のとおりです。
①規則正しい生活リズムを送る…起床時間、就寝時間はだいたい同じ時間にする
②できるだけ毎日同じことを繰り返す(お風呂や食事の順番など)
③安心できる入眠環境を作る…暗さ、室温などを整える
特に新生児は、お母さんのお腹の中で昼夜のリズムなく過ごしていたのが、生まれて環境が大きく変化したばかりで、まだ長く眠る事は難しいですが、規則正しい生活リズムを送ることで、それが自然と身についてくるようです。
ルーティンの立て方
ルーティンのポイント
「絶対にルーティンを守らなくてはならない」というわけではなく、しばらく続けてみて、やりにくいなと思ったら変えてもよいと思います。
大切なのは、寝る時間を赤ちゃんに分かってもらうこと、夜に寝ることに慣れてもらうことです。

気負いすぎず、気楽に
お風呂から寝るまでは1時間くらいがおススメ
お風呂で体が温まったあと、約1時間くらいで入眠しやすくなるといわれています。お風呂を基準にするとルーティンが立てやすいです。
ルーティンの例
一般的におススメされているルーティンはこんな感じです。
- お風呂に入る→着替える
- 授乳、ミルク
- 歯を磨く
- 絵本を読む
- 薄暗い部屋に行く
- 「かわいいね、大好きだよ」などお話しする
- おくるみやスワドルでくるむ(寝返りをするようになったらやめておく)
- 寝床におく
「授乳やミルクで寝落ちしないようにする」というのがポイントとしてよくあげられますが、なかなかそう上手くいかないことも多いと思います。
次男は1歳ごろからミルクではなく、水筒にいれた水をがぶ飲みして寝るようになりました。あくまで参考に…。


寝た後はどうするか:夜泣き対策
寝た後は、なるべく手を出さない
こども自身で眠る力を育てるため、基本的に寝かせた後は朝まであまり手を出さないようにするのが理想。ただ、授乳やミルクが必要なのか迷いますよね。寝言の様な夜中もあるので、泣いていてもすぐに反応せず、ちょっと様子を見て泣き止まなければ授乳、ミルクなどをあげてみるのもいいかもしれません。



夜泣きがひどい時、疲れすぎて対応できずにいたら、いつのまにか勝手にまた入眠するようになっていました
添い寝するかどうか
海外の方法や最近のトレンドでは、「親が別室で眠る」「別の布団で眠る」など、こどもだけで眠る環境をつくるのが理想的という意見が増えているようです。ですが、日本の住宅環境や習慣など、実際には難しいこともあると思います。
我が家では、こどもと同じ布団で、一緒に入眠してしまうようにしています。本当はこどもたちだけで寝るようにしたかったのですが、どうしても上手くいかなかったのでこうなりました。
それぞれのご家庭のパターンがあってよいのではないでしょうか。
大切なのは、親も寝れるような状況にもっていくこと。夜泣きがひどいときは、大人が昼寝など、休息を取れる環境にできないか検討ことが必要です。祖父母に頼るのが難しければ、ベビーシッターさんやご飯作りの代行サービスなど、産前産後は自治体の助成があるケースもたくさんあります。



住んでいる自治体に問い合わせてみて!
私は、長男が生まれてすぐのころ、「子供が昼寝している間に家事をしなきゃ」と自分が決めたルールに縛られて焦っていましたが、それをやめて一緒に昼寝するようにしてからは体力の回復が少しできるようになったと思います。
おすすめ神アイテム
YouTubeを使った寝かしつけ
ホワイトノイズや入眠しやすい音楽、胎内音など、色々な動画があります。うちの子供たちに効果があったものをいくつかご紹介します。



大人が先に寝落ちすることも、しばしばありました
スワドル、おくるみを使った寝かしつけ
うちはスワドルはサイズが合わず、あまり効果はありませんでしたが、親戚家族では効果抜群だったとのことです。SNSでもよく見かけますね。
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おくるみは、安心するのかお昼寝で重宝しました。おくるみとして使わなくなっても、ベビーカーでの日よけ(ブランケット扱い)や、夏の掛布団代わりに使えて便利でした。
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寝室環境の整え方
赤ちゃんの睡眠に最適な室温
赤ちゃんが過ごしやすいとされる室温は、夏は26-28℃、冬は20-25℃と言われています。夏でも冬でも、エアコンなどで調整しましょう。
睡眠時は布団を蹴ってかぶってくれないことが多いので、冬はスリーパーを使うのもよいと思います。
赤ちゃんの睡眠に最適な湿度
赤ちゃんが快適に感じる湿度は「50%~60%」といわれています。部屋が乾燥すると、皮膚が荒れたり、喉が痛みやすくなったりします。冬場は加湿器を利用するのがよいですが、選ぶ際には赤ちゃんが使用することを念頭に置き、安全に使えるものを選びましょう。
さいごに
赤ちゃんを寝かしつけるためのアイデアをいくつか紹介しました。
少しでも眠れるようになりますように。
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